中古住宅購入前の住宅診断で確認すること

中古住宅購入前に住宅診断でどこを見ればよくわかるのか?
私も建物を何度も点検してわかったのが、
床下と小屋裏を見れば、その建物が良いかあまりよくないかがよくわかる。
まずは、床下も小屋裏もきれいか汚いかで建物の状態がわかる。

こんな風に床下にもぐり、確認すると、
粗悪な建物は、木の端材やゴミがあったり、束石がブロックだったり、
  変な箇所でジョイントしていたり、シロアリの被害を受けていたり、
  湿気による腐朽金で木が腐っていたり、かび臭かったりという状態の建物。
良質な建物は、きれいに整地され、砕石かコンクリートが平滑にしてある、
  断熱材の施工も、土台や束の固定もしっかりとしていてる、
  床下換気が計画通りできていて床下・材木が乾燥している建物。

また、こんな風に小屋裏に入って確認すると、
粗悪な建物は、断熱材がなかったり、材木のジョイント部分に隙があったり、
 材木(梁・柱)は小さい安い材料を使用していたりという状態の建物。
良質な建物は、断熱材が隙間なくきっちりと施工されていたり、
 地松丸太や大きな梁等、良質のいい木材を使われた建物。
他に大切なのが、
雨漏りはないか、シロアリの被害がないか、構造躯体に傾きがないか、

下げ振りや写真のような水平器で調べたり、コンクリートのクラックがないか等、
しっかりと点検することが大切です。
合わせて、建物に悪影響を及ぼすような緊急を要する修繕や、
将来的にかかるメンテナンス費用も把握することも大切です。