様々なライフスタイルへの提案
2011年の住宅商品は、東日本大震災の発生に伴い防災や耐震性、
省エネ、節電といったテーマがクローズアップされました。
2012年は蓄電池やHEMSを搭載したスマートハウスはまさしく住
宅商品の華と言えますが、反面コストが高く、大手メーカーも
開発に注力しているものの販売は苦戦していると言われています。
目立つ反面、実際の販売には影響が少ないというのがスマートハウスの現状。
むしろ現在大手各社が取り組んでいるのは、「住宅の長寿命化」と
「ターゲットに応じた暮らし方の提案」です。
今後、新設住宅着工数が減少していくのは業界共通の認識であり、
限られたパイをしのぎを削りながら各社受注活動に取り組んでいる。
住宅を長寿命化することで、住宅を“売って終わり”ではなく、
継続的なメンテナンスの実施により、顧客と長く繋がっていくことが大切です。
顧客と良好な関係を築くことで、紹介受注を増やし、また将来的には
リフォームや住み替え、建て替えなどの需要を拾うなど、メリットは大きい。
また、夫が働き、妻が専業主婦で子供の面倒を見るという、
これまで一般的とされていた家族形態にも変化が訪れています。
それに伴い住宅商品においても、共働きや、男性・女性目線での住宅提案、
二世帯住宅、ペット向け住宅など、ライフスタイルの多様化に併せてより細かく
ユーザーのニーズに合ったものを提案することが必要不可欠となっています。

