住宅診断と既存住宅瑕疵保険

最近、住宅のインスペクション(住宅診断)の依頼が多いです。
お客様より直接の問い合わせや不動産会社からの依頼も増えています。
特に、中古住宅を購入時にインスペクションを希望されます。
不動産会社側でインスペクションをしていますが、第三者立場から検査をして判断を仰ぎたいというパターンと、既存住宅の瑕疵担保責任保険に加入したいという方もおられます。
その流れは、まずは、建物引き渡し前に住宅インスペクションを行います。

 

外部では、外壁やバルコニー等の漏水原因になる部分がないか、基礎にクラックがないか、構造躯体の状況等を調査します。

 

内部では、点検口がある場合、床下や小屋裏の覗き込み調査、給排水・給湯・ガス配管の漏れがないかどうかの確認調査もします。

 

内部の仕上げ関係の調査や各部屋のレベル調査(傾き度合い)をします。
その結果、不具合等があれば補修工事を行います。

 

基礎のクラックがあれば低圧注入を行い、構造躯体の補強と、外壁等にクラックがあったり、コーキングの劣化で打替え施工をします。

 

補修工事が終われば、再調査を行い、合格すれば、機構(住宅保証機構)に保証料の入金と申請を行います。
申請上特に問題がなければ、保険証券の発行と付保険証明書の発行が出れば、保険開始です。
付保険明書があれば、住宅ローン減税が使えます。