隈研吾氏設計の建物(新国立競技場ほか)

新国立競技場(オリンピックスタジアム)は、
今年の11月30日完成に向けて工事が進められています。
だいぶ外部足場か外れ全容が見えてきました。

「杜のスタジアム」とも言われていて、
木材と鉄骨を組み合わせた構造の屋根や庇によって、
明治神宮外苑とも調和するデザインを採用している。
なぜ、スタジアムで「木」を用いた建築なのか。
「大きな建物はコンクリートで造るという20世紀の常識を壊したい」と、
設計に携わった隈研吾氏は語る。

すなわち、巨大な集成材を使って建てる大型木造ではなく、
日本の住宅でも使われている10.5cm幅の小さな木材を使っています。
日常的に使われていてどこでも手に入る材料でも大きな建物を
造ることができる。それはただ技術的な可能性を見せるだけじゃなくて、
今後の社会の在り方に対する一つのヒントになると思います。

ペーター・シュミット氏によって制作されたこのロゴマークは、
世界的にすぐれたデザインに贈られるレッド・ドット・デザイン賞を受賞しました
  南青山にある根津美術館こちらも隈研吾氏の設計

緑鮮やかな竹林と、竹の格子に挟まれた長い通路を抜けると、

都会の喧騒を忘れてしまうほど落ち着いた空間が広がります。

展示棟は緩やかな傾斜の切妻屋根が特徴的で、
和の大家と言われる隈研吾氏の集大成ともいえるものだそうです。

また、敷地内の日本庭園は、自然そのままの景観を徹底しつつ、

気軽に散策を楽しめるように作られており、

季節ごとに表情を変えて鑑賞者を楽しませてくれます。