驚きのサヴォア邸の見どころ

サヴォア邸は1931年完成した住宅で、フランスの歴史的建築物に指定されている。
80年以上の前の建物とは思えないほどのデザインとすばらしいディテール。
今の住宅建築に参考になる部分が細部に至るまでたくさんあり、
今でも海外から多くの方がサヴォア邸を見学に来られているそうです。

2階の居間から大きなガラスを通しての内庭。
居間の内庭に面して天井いっぱいの垂れ壁無しのガラスは、高さ2.8m巾4.4m、
隣の嵌め殺しは高さ2.8m巾4.6mほどのある大きなガラスです。

上吊りのスチール建具になっていて、ガラスも含めると荷重が重いため、
左側壁柱にある大きな回転ハンドルで開閉できるようになっている。
フル開口になる窓には驚きました。

屋外の斜路通路から見た中庭と屋上庭園。ダイナミックさを感じます。

室内にも斜路を造るのが特徴です。

斜路に明かりを取り込むようにスチールのFIX窓を設けている。

キッチンスペースは白いタイル張り。
窓は全てスチールですがシンプルに納めています。

建物中央にある曲がりくねったような階段。

2階子ども部屋に行く通路壁面をブルーにして奥にトップライトを設けている。

よく見ていただくと左壁際にシンプルなスイッチが付いています。

しかもその照明は天井には設けず、壁面に蛍光灯のシンプルなものにしています。

室内を収納壁で仕切り、上部にトップライトで明るくした一角にトイレ。

壁の一面をオレンジに塗りアクセントをとったトイレと手洗いスペース。

据え置き用の浴槽と、

主寝室は、タイル張りの浴槽で上部にもトップライトを設けています。

トップライトはたくさんあり、構造は至って簡単。
3方の水切り金物下にガラスを傾斜をつけて入れているだけ、
しかも換気ができるよう水上側に開閉式の開口を設けている。

広い庭には、こんなオブジェいくつか展示していました。