姫路城に「幻の窓枠」
昨日、京阪神木造住宅協議会で姫路城修復現場の視察と忘年会をしました。
国宝であり世界文化遺産である姫路城大天守の保存修理工事中。
姫路城大天守は、築城から400年以上の歳月を重ねています。
「昭和の大修理」から45年が経過した今、傷みや汚れが目立ち、
今回の保存修理では、大天守の屋根瓦などの全面葺替えと、
上部の外部大壁を解体し傷んだ軒裏・破風等の漆喰塗を修理。
(現在、職方さんが施工している様子がうかがえます。)
また、構造的な確認をしながら構造補強を行うそうです。
天守閣に当たる大天守の最上層で、四方の壁に城下を360度の大パノラマで
見渡せる「幻の窓枠」が11月18日、姫路市の調査で分かり話題になった。
(写真中央左あたりの板が貼られている部分です。)
世界遺産の価値と、大規模な改修の啓発とPRという観点から、
修理状況は原則公開され、見学の方々に匠の技などを見れるよう、
修理見学ブースが設けられることになっています。
詳しくは、天空の白鷺ホームページをご覧ください。
鹿島建設HPで工事の様子や素屋根の施工状況はCGが確認できます。
姫路城大天守の鯱瓦が展示、江戸時代、明治時代、昭和時代