住宅づくりの予算配分!

先日、書いた「住まいづくりの手順」で、要望の優先順位ついて。
今日は、もう少し詳しく優先順位を考えれるように予算配分について書きます。
かなえたい要望に優先順位をつけ、予算配分を、自分で決める必要があります。
予算配分を考える前に、
予算に影響する重要な要素は4つほどあります。
まず1つ目、それは住宅の広さです。
建物の床面積が広くなればなるほど、当然、家の値段は高くなります。
設計次第で、狭くても空間の使い方で広くも見えますし、機能的にも使える。
2つ目は、家に使う建築材料の質、グレードです。
特殊なものや良い物、高価なものを使えば当然高くなります。
使う用途や、場所により適材適所に仕様を決めるといいでしょう。
3つ目は、デザイン性です。
かっこいい家にしようと思えば思うほど、予算が増えてきます。
しかし、建物のバランスや窓の配置、屋根の形状によりデザイン性は
良くなりますので、このあたりはセンスも大切です。
最後の4つ目は、部屋数です。
同じ広さでも、部屋数が多いほど、高くなります。
なぜなら、壁、窓やドア、収納などが増えるからです。
しかし、子ども部屋の収納など扉を付けずにロールスクリーンにしたり、
本棚や家具で仕切りをし、隙間はつっぱり棒と布で処理をすると安くなります。
予算に影響するものは、広さとグレードとデザイン性と部屋数です。
この四つを、全て満たそうとすると当然予算オーバーします。
予算を100とし、何かを優先すると、他のものは抑えないといけません。
しかし、要望はすべてかなえたいですよね。
ですから、100じゃなくて120とか、140とかになってしまうわけです。
例えば、広さを最優先するなら、他の三つの要素は残った予算の中で
配分しながら余計なものを省き、必要最小限にとどめ、家族構成により
可変的に使っていくのも一つの方法です。
今後の暮らし、将来をを考えて何をしたいかで優先順位がきめ、
余裕をもった予算配分が大切です。