イタリア建物探訪 その2

イタリアでの1日目は、ローマの市内観光をして、
半日だけローマ市郊外の歴史のあるリゾート施設でゆっくりリラックス。

「テルメ・ディ・スティリアーノ」というスパは、敷地内にホテル・温水プール等があります。
中でも歴史的に有名な「天然洞窟スチームサウナ」があり、サウナは昔のままです。
スティリアーノ温泉の歴史は紀元前にさかのぼり、古代ローマ以前の
エトルリア人たちが身を清める聖地として利用していたと言われています。
エジプト方面の遠征から戻る兵士たちが帰還する際は、この温泉で身を
清めなければローマへの入場が許可されなかったとも伝わっています。
中世以降は、貴族、プライベート、公共機関と様々な人々の手に渡り、1970年代頃は、
細々と営業を続けていたようですが、財政難からクローズしていました。ある貴族と
外国資本の参入により2006年にリニューアルオープンしました。

病院も併設した新しいきれいな施設です。

イタリアらしい建物で、色は基本的には土色です。
スパの行き帰りには田園風景が広がり、ところどころにある住宅を撮影。
こちらも外壁は土色で屋根は素焼きの瓦のようなもので葺いています。
すべての建物がこのような日本で言う、南欧風の建物です。
(日本のように変わった色の建物はなく、色は規制があるそうです。)




緑に木々の中にはこの色合いがよく似合います。