悪質業者の手口とその対処法!
昨日の続きで、悪徳業者にひっかからないために、
悪質リフォーム業者の手口を知り、冷静に考え、毅然とした対応が大切です。
まず、手口となるきっかけについて、
・無料で耐震診断、屋根や基礎などの劣化診断、シロアリ診断と言って訪問。
誰もが気になる住まいの不安を無料診断するという口実です。
裏口でゴソゴソ音がするので出てみると、排水枡を勝手に点検されていて、
「無料点検させていただきました。すごく汚れているので掃除しないとすぐ詰まります」
「今なら近所の掃除のついでにできるので、28000円です」
勝手に点検され、今すぐしないと大変なことになると言って有料工事を催促する。
・近所で工事をしていて、ご挨拶に・・・
「近くで仕事をしているついでに今日、ご依頼いただければ出張費は無料です」
一見、すごく親切な業者だなぁと思いますよね。
・壁にヒビが、瓦が傷んでいるなど劣化を指摘する業者、これもよく聞きますよね。
やっぱりすごく親切な業者さんと思う人もいるようです。
どれも、冷静になって考えればわかるが、タダ程怖いものはありません。
でも、実際、業者の方と話をしているときは、
とても感じがよく、さわやかで、親切だなぁと思ってしまうんです。
では、次に契約させる手口について。
・今日なら値引きしますと、高額な工事費がいきなり半額になったりします。
根拠のない安易な値引きは怪しいです。
・モニターになればサービス(値引き)する
モニターがすべて悪質業者とは言えませんが、これを口実に
大幅な値引きをする場合は怪しいですね。
・大手企業の名前を出して、その関係のものですと、
大手だから安心、という考えは危険です。
・介護保険を利用してタダでリフォームできますと、
確かに保険支給の対象となる工事もありますが、
最大20万円まで、工事の自己負担1割までの支給でタダではありません。
以上のような手口にプラスして、
・断っても断ってもしつこい
・強引な勧誘
・契約するまで何時間でも居座る
こんな対応なら、それは悪質業者だと思って間違いありません。
悪質業者の手口で共通していることは、嘘や脅しなどを巧妙に利用し、
原価の何倍もの金額で契約を迫ります。
その金額が妥当であるかあなたに判断させる時間をあたえず、即契約させる。
考えてみてください。
正確な見積もりもなく、工事金額をすぐに提示していること自体が不自然です。
本来であれば、調査を実施し、施工方法を検討し、詳しく説明します。
資材など仕入れ金額を確認した上で、「見積書」を提示するはずです。
もし騙されそうになったら
(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターに相談をすること。
そして、一度悪質リフォーム業者にひっかかると、次々別工事を勧められます。
これは、悪質業者の常套手段。
このような業者のカモリストに載ると、他の悪質業者から狙われることになります。
ですから、かかわらない事がまず一番。

