世界遺産「熊野三社」のルーツ

世界遺産「熊野古道」で有名な「熊野三社」の自然を満喫。
熊野三社とは、「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」、「熊野本宮大社」です。
その「熊野三社」のルーツを探る旅をしました。
まず、
熊野三社の根本といわれている「神倉神社」は、「熊野速玉大社」の摂社です。

神倉神社の「ゴトビキ岩」と呼ばれる大岩が熊野信仰の起源となったとされます。
次に、
「熊野那智大社」の那智の滝がある「飛瀧(ひろう)神社」は、本殿も拝殿もなく、
熊野の自然崇拝の有り様を今に伝えている神社のひとつです。

那智の滝は「一の滝」といわれ、高さ133m、幅13m、日本一の高さを誇る滝。
最後に、
「熊野本宮大社」、は明治22年(1889年)8月の水害時まで熊野川・音無川・岩田川の
3つの川の合流点にある「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる中洲にありました。

水害に罹災した後、流失を免れた四社3棟を明治24年に現在地に移築・再建。
結果、
もともと「熊野三社」は自然崇拝から生じたものといわれいます。
新宮の「熊野速玉大社」は岩への崇拝から。
那智の「熊野那智大社」は滝への崇拝から。
本宮の「熊野本宮大社」は川に浮かぶ森への崇拝から。
そんな自然を満喫して、帰りはJR紀勢線で和歌山の海岸を走る
特急オーシャンアロー号に乗りました。

車窓から太平洋を眺めながら帰路へ。