木造建物の原点

家族旅行でびわ湖温泉で、琵琶湖を見ながらのんびりとしたひと時を過ごしました。

客室からホテルと前庭、びわ湖を眺めれます。
朝はゆっくりと過ごし、滋賀県(近江)から京都へ行き市内を散策しました。
京都の奥座敷、近江と言われ、京都へは近く、30分ほどで行けます。
5日の京都散策は、まず「キングオブジャパン」の金閣寺へ。

建築様式を全部のせた豪華な建物「金閣寺」、正しくは「鹿苑寺」。
建物は3層構造で、2層と3層は漆の上から純金の箔が張ってあります。
1層目は公家風「寝殿造り」で、2層目に武家好みの書院造りをのせ、
3層目の最上部に禅宗の仏殿をのせ、建築様式を全部のせた構造は、
公武両勢力の頂点に上り詰めた足利義満の権力のディスプレイです。

同じ境内の高台に位置する茶室「夕佳亭(せっかてい)」。
「夕日に映える金閣寺が佳(よ)い」という意味で名づけられた茶席で、
「南天の床柱」が有名な数寄屋造りの趣のある茶室です。
次は、日本の伝統庭園「石庭」で有名な「龍安寺」へ。

水を表した白砂、山容渓流を表した石組みが配された枯山水庭園。
奥にゆくほど塀が低い遠近法を採用している。
屋根の修復工事中で庭までステージがせり出していたため、
上記のような角度から撮影しました。
次に、畳800帖以上という広大な城「二条城」へ。

京都の世界遺産で唯一寺社仏閣でない文化財「二条城」。
建物内部は撮影禁止のため、しっかりと脳裏に残しました。
2日間を通じて、京都の有名な建物を見て、木造建物の原点を学び、
今後木造住宅を考える上に於いて、いい勉強をさせていただきました。
何百年と建物を維持するにはどういう点に注意が必要か、
そんなことも考えながら京都散策をのんびりと楽しみました。
帰りは、早々と京都を出たので、渋滞に巻き込まれませんでした。