床下エアコンと薪ストーブ、そしてパッシブ

こんにちは。

今回は、弊社でお勧めしている冬の暖房について、少しお話させて頂きます。

真面目な回です。笑

弊社で採用がダントツ一番多いのが、床下エアコンです。

一般的な家庭用エアコンを床下へ設置します。
名のとおりです。笑
なぜ床下へ設置か、なぜ家庭用エアコンなのか、気になりますね。
順を追ってご説明させて頂きます。

なぜ床下なのか、、、
1階に水廻りを計画することが多いのですが、小さい部屋(トイレや洗面、脱衣室等)で区切られていますが、写真のように床下の空間は壁が無く、全て空間が繋がっています。

全て繋がっているので、空気の通り道が出来ています。
壁掛けエアコンとした場合では壁や建具で仕切られて届きにくいような部屋にも、暖気を届かせることができます。
また、エアコンの暖気が直接体に当たると、生ぬるくて不快に感じる事はありませんか?
床下区間を通ってきた暖かい空気は、床面に設けてあるガラリから上部へ大きな気流もなく上がってきます。
コチラです↓

ジワジワと立ち上がってくるので、ピンポイントに暖めずに、そこにある空間を暖めてくれる効果もあり、直接体へ暖気が当たる不快感を和らげてくれます。
なぜ家庭用エアコンなのか、、、
一般的な家庭用壁掛けエアコンを使用しているので、商品の流通がしっかりしていて入手しやすく、安価ですが省エネ性能に優れています。
床下エアコンは、基礎(コンクリート)の蓄熱しやすい性質を利用して一度稼働すると冬の間は止める事はありません。
ペットを飼われているご家庭でも、安心して出掛けることができますね。
床下エアコンに適した機種がありますので、機種選定は弊社にお任せください。

○床下エアコンのまとめとして、、、
区切られている部屋も含めて、まんべんなく温めてくれるおかげで、各部屋間の温度差が小さくなります。
エアコンならではの不快感を少なくしてくれます。
省エネで、電気代が高くなってきている昨今、懐事情にも優しいです。
と三拍子そろった床下エアコン、とてもとてもお勧めです。
一つだけデメリットがあるとすれば、乾燥しやすいというところでしょうか。
加湿器を設置したり、部屋干ししたり、ちょっとした工夫で対策を行うこともできますので、ご提案の際、お打合せの際にはいろんな視点からご提案とアドバイスを行わさせて頂きます。

さぁ、まだ一つ目です。笑
まだまだ続きますので、飽きずに読んでください。

次に、ここ最近設置が増えている暖房器具、暖房器具と呼んでいいのか、インテリアと呼んでいいのか、男性の憧れと呼んでいいのか、何にせよイカしたあいつです。

そう、薪ストーブ

暖房器具としてはもちろん優秀です。
薪ストーブが暖かい理由は、遠赤外線を利用した輻射熱、、、なんか難しいこと言いだしましたが、太陽光に近いものと思ってください。
体の芯から優しく暖めてくれます。
暖めてくれるだけではありません。
ゆらゆらと、揺れる炎を見ているだけで心が休まります。
言葉では言い表せないので、是非体感して頂きたいです。
キャンプで焚火をしているときと同じように、心が安らぐ時間をお家の中でも体験できるとは、至福の時間です。

私の息子も焚火の前では静かになります。笑
薪ストーブの上で調理をすることもできる機種もあります。
暖を取れて、心を休めれて、エネルギーの消費も押えれて、一石三鳥!
全てに於いて最高!、、、とはいきません。
薪ストーブも一癖あります。
手が掛かるのです。
火をつけるのはボタン一つでピッというわけにはいきません。
薪をくべて、着火して、落ち着いてきたら薪を均して、薪が少なくなってきたら薪を足して、、、
一手間も二手間もかかります。
また、薪の調達にも時間と手間がかかります。
普通に購入すると高いので、丸太の原木のまま入手して、薪を割って、乾燥して(二年)、、、
三手間も四手間もかかります。
これら含めて、楽しめる方、是非、薪ストーブの導入をお勧めします。
後から取り入れようかな、、、中々難しいです。
導入の意志お持ちでしたら、当初の計画段階から、ご予算として含めてご検討されることをお勧めします。
~薪ストーブ屋さん、お客様の体験談~
ご主人様が導入意思を示されて、奥様が反対するケース多いようです。
しかし!薪ストーブ屋さんに行って頂いたり、OBのお客様宅へ行って頂いたり、体感することで心変わりすることもあるかと思います。
薪ストーブ導入を考えているご主人様、是非こそっと谷口までお声かけ下さい。
体験の段取り組まさせて頂きます。笑

そして最後に、実はこれが一番重要かも知れません。

太陽光を取り込む設計を行う事。
そう、パッシブデザインです。
太陽光に勝る暖房器具はありません。
しかも、タダです。笑
冬場のポカポカした太陽、イメージするだけで眠くなりそうですが。笑
どの様にしてパッシブデザインを行うか、、、
南側に大きな窓を設置する。
これだけではダメですね。
夏場に燦燦と輝く太陽光、室内に取り込んでしまうと大変です。
めちゃくちゃ暑いです。
特に近年の夏場の気温は年々高くなってきています。
しっかりと軒を出して遮りましょう。

夏は日射を遮蔽し、冬は日射を取得する。
また、空気も良く通るような窓の配置や大きさ、窓の開閉方法も併せて検討しています。
気持ちの良い時期は窓を開けて生活して頂くと、季節の匂いや外の声、鳥のさえずりや木々の揺らぎ、まるで詩のような情景が生活の一部になる事も出来ます。
環境にも、お財布にも優しい設計をご提案させて頂いております。
敷地の立地条件で難しい所も出てくるかもしれません。
2階から吹抜けを通して、太陽光を取り込むかもしれません。
知恵と工夫で最適なご提案をさせていただいております。

性能、省エネ、環境配慮、木の匂い、程よい質感肌触り、オリジナリティ、内と外。。。

弊社では、地域工務店ならでは、自然素材を活かした、室内も室外も、昼も夜も、楽しく、家族団らんができる注文住宅をご提案させて頂いております。
少しでもご興味のある方、薪ストーブで炊いたお湯でコーヒーを飲むついでに、少しお話を聞きに来て頂けると、今後の人生が豊かになる方法、お話させて頂きます。

めちゃくちゃ真面目な回でした。笑

最後まで読んでいただきありがとうございました。

設計 谷口