シンプルでコンパクト だけど、こだわり満載の家
HKハウス 上ノ丸Ⅱの家
【設計:グランデザイン一級建築士事務所】
敷地面積 34坪 建ぺい率50% 外壁後退1m 北側斜線も厳しいという制限のなか、ご家族4人が住まう、延べ床面積30坪弱のお家を計画しました。削るところは削り、こだわる箇所はしっかり確保した計画です。玄関収納はたっぷり2帖分。浴室は標準の1616(1坪サイズ)より広い1620タイプ。脱衣室と洗面室は別々に。リビング脇には書斎となるPCコーナー、そして5帖分のウォークインクローゼット。構造的にもシンプルで強く、あたかも当初からこれしかなかったと思えるプランです。
温熱環境については、研究職でいらっしゃるご主人がしっかりチェック。部分的にトリプルガラスの樹脂サッシをご要望。弊社の標準仕様である床下エアコンや換気システムの効果が最大限に活きる計画としました。
外観は、自然の風合いが美しい「スーパーそとん壁」に、軒裏や木格子などの木部が温かみを感じさせるデザインです。
「スーパーそとん壁」は自然の風合いが美しいだけでなく、メンテナンスも楽な素材です。
お施主様こだわりの広々リビングは、天井の杉と床のカラマツが心地よい空間に仕上がりました。吹き抜けと掃き出しの大きな窓がより一層の開放感を与えます。断熱性能を重視した樹脂サッシとトリプルガラスの窓で、西日対策も万全です。
奥のものも取り出しやすいよう引き出し式にした背面の収納家具とリビング側のカウンター収納はお家に合わせて造作しました。
キッチン横に設けたパントリーは食品だけでなく日用品までたっぷり収納できます。
吹き抜けに面した2階廊下には木格子の手すりに可動の板戸を設置。夏場、2階に設置したエアコンの冷気を、暮らしの場面に応じてリビングに届けたり、2階の個室に行き渡りやすくしたりと、使い分けることができます。
深い軒下の物干しスペースは少々の雨でも濡れることはないので、外出時でも安心して干すことができます。
こちらのお宅は訪問見学が可能です。
Q.家づくりのきっかけは何でしたか?
職場にも実家にも近いところに家を建てたいと思い、土地探しから始めました。エリアを限定したので土地探しは大変で、2年くらいかかりました。
Q.弊社はどこでお知りになりましたか?
暖かい家にしたいと思って、高気密・高断熱のハウスメーカーの家を見ていたのですが、日置建設さんのことを地域の家づくりの雑誌で見つけて相談してみました。
Q.弊社にご依頼いただいた決め手は?
妻が木が好きなので、デザインが気に入っていました。見学会にも参加し、暖かかった点もポイントです。
土地を決めるときにつくってもらったプランもよかったので、依頼を決めました。
Q.どんなところにこだわりましたか?
限られた面積の家になるので、リビングを広々させたいと希望しました。階段はリビングから見えない位置にすること。寝室は和室にしたいということも伝えました。木を生かしたデザインにし、障子も希望。洗面所のタイルは目地の色までこだわりました。
Q.弊社からの提案でよかった点はありましたか?
リビングを広々させたいとの希望に対し、明るい方が広く見えるとアドバイスされ、大きな窓を提案されたのはよかったですね。断熱性能の高いトリプルガラスなので、西日も気になりません。キッチンはショールームの近藤典子さんの収納提案ルームを見て、引き出し収納にしました。
Q.打ち合わせはいかがでしたか?
希望を伝えて図面を描いてもらい、やり取りしながら希望をプラスしていくという感じで、スムーズに進みました。
Q.完成した家はいかがですか?
パントリーや広いウォークインクローゼットなど収納スペースが十分あり、掃除機「ルンバ」の基地もあります。
2階の階段降り口には板戸と格子戸が設置してあり、冬は板戸を閉めると暖気が2階に抜けず、夏は格子戸にすると2階エアコンからの冷気が1階にまで届きます。
Q.住み心地をお聞かせください。
床は1階がカラマツ、2階が杉ですが、感触がやわらかく、温かみがあります。
梅雨時もサラサラなので、無垢材のよさを実感しています。
■ インタビューを終えて(日置 尚文)
第一種低層住居専用地域で壁面後退1m、敷地面積112㎡(34坪)という土地に、車を1台置いて、西側の明かりを取り入れながら、西日を避けたいと希望でしたので、かなり厳しい条件でしたが、温熱環境も考慮すると言うことで苦労もしましたが、納得のいただけるプランができました。
グランデザイン一級建築士事務所の高宮様に実施設計の協力いただき、細かな部分の打合せも行い、しっかりとした工事もさせていただき、K様がご満足いただけるお宅が完成しました。
今後ともしっかりとサポートをさせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。