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HKハウス野口の家は、建築家のスペースプロ岡田氏とコラボレーションしたデザイン住宅です。
真っ白な壁に開放感のある窓の配置で、明るい大きな空間を持ちながらも、認定金物工法により耐震等級3(木造住宅の最高性能)を有し、構造計算によりその数値を実証。これほど大きな空間が、木造住宅で実現できるのか!
その驚きばかりでなく、上質な落ち着き、家族のコミュ二ケーションを考えた空間となっています。


左の画像は1/50の模型 。
光の角度・風の流れ・窓からの眺めなど、光の魔術師と異名をとる岡田氏が、設計のどこにポイントをおくか・・・
そういったこだわりの一つ一つの作品となります。


HKハウス野口の家は、モダンかつ木の質感を活かした家をイメージし、木のアクセントをリズミカルに配置しています。
とにかく『大きな吹き抜けが欲しい』というご主人のご要望を設計プランの中心としながら、上質な落ち着き、そして家族のコミュニケーションを考えた空間づくりとなっています。


木造住宅で大空間を持ちつつ、耐震等級3=建築基準法強度の1.5倍を確保することは、非常に頑丈な構造金物や高強度の木材があってできることで、一般的な建築金物や材木の強度では非常に難しいことです。
耐震性確保に、国の認定を取得している高強度の接合金物や、梁の大きさを抑えながらも、強い強度を持つ栂(ツガ)材を要所に使用するなど、構造設計との綿密な作業を要しています。



HKハウス野口の家では、7メートルを超える天井高さになる非常に高い吹抜けリビングを計画しました。
しかし、吹抜け空間が平面的に小さいと、壁の圧迫感が強くなり「煙突の中で見上げる」ような感じになってしまいます。つまり、平面的に広く感じさせ、壁を軽くさせる仕掛けが必要となるわけです。
そのために窓は、目線の抜けを意識し、広がりを持たせました。


思わず見上げてしまう大きな吹き抜け。
見上げた先、その天井の高さは3階建ての建物にも相当する7メートルを超えます。


近隣からの目線を遮りつつ、吹き抜けの大空間が広がる開放的なリビングは家族全員のくつろぎスペース。



真っ白な壁に真っ白な人造大理石のキッチンカウンターが素敵なキッチンは、家の中心に据えられています。
ご主人も奥様もお料理をすることを楽しみにしているというご家族。
楽しい時間を共有できるよう、キッチンの位置は、広いリビングが大きく見渡せる家の特等席としました。




洗面室は「薩摩中霧島壁」の調湿効果と消臭効果のある塗り壁で、室内干しをしても安心な湿気対策をしています。
しかも、ハイサイド窓からの換気と、リビングからのガラリ換気で、風の流れも確保しています。
天井には電動昇降式の物干し『ホシ姫サマ』を取り付け、洗濯干しという家事が室内でより快適に行えるようにしました。
「長く住む家だから、老後の家事負担も視野に入れたい」というお客様の要望をカタチにしました。


玄関にも、ひと工夫。
玄関脇に、家族専用の入り口と収納スペースを設けることで、いつも美しい状態でゲストをお迎えすることが出来ます。