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HKハウス西島の家は、もともと平屋だった家から2階建てへの建替えとなりました。
建て替え前の家が暗かったというのが信じられないほどの明るさで、吹き抜けを設けることで広がりを感じられ、ダイニングにいながら古材梁の再利用で梁の存在感を楽しめます。
冬は1台の床下エアコンと全熱交換型の24時間換気を併用することで家じゅうが程よい暖かさに保たれます。
二世帯居住も可能で、ご自身と次の世代のことを充分吟味された間取りとなっています。

屋根は平板瓦葺きで、外壁はスーパーそとん壁W塗りです。
庭が広いため、長いスロープのアプローチを設けました。
玄関アプローチの手前には、門かつぎの松をうまく使い、スーパーそとん壁W塗りで仕上げた門柱が、和の雰囲気を引き立てます。
玄関を入ると左が和室、右がリビングへと入れます。



開放感のあるリビングは、吹抜けからの明かりと化粧梁が特徴的。
床材は無垢のさくらとカエデカバ、壁材はオガファーザーにチャフウォール塗り仕上げ、天井は土佐和紙貼り。吹き抜けに取り付けた化粧梁は、以前の家で使っていた丸太梁を磨きなおし、力強いアクセントになりました。
「HKハウス西島の家」の暖房は、床下に吹き込むよう設置した、壁掛けエアコン1台です。しかも3.6KW12帖用。
階段下のガラリの奥にエアコンを設置し、床下に暖気を送り込むことで床下を暖め、床材も暖まるため、床暖房のような効果があります。
また、全熱交換型の24時間換気を併用することで、建物全体へと暖気が行き渡り、エアコンによる温風の不快感がなく、家中がほんのり暖かく快適になります。


1階南東部分の日当たりのいい洋室には、無垢材を使ったワークスペースを設置。


和室には、床の間とお仏壇と押入れを設けました。
「お仏壇を北向きはいけない」とか「お仏壇の上に足を踏み入れる場所はいけない」などとも言われていますが、大切なのは毎日お参りしたくなる場所にすることです。
ご先祖様に対しての供養の心と感謝の気持ちを持って、毎日お参りできるようなお仏壇の配置も考えた和室にしました。

玄関部分のリビング入口の格子戸やトイレに繋がる廊下部分の縦格子など、所々で和みのある木材を利用し、和の趣が感じられます。
また、家相を考慮した間取りで、水廻りも鬼門を避けています。