明石と神戸の市境に近い、明石海峡を望む素晴らしい景観に恵まれた敷地に建つ二世帯住宅です。敷地が約34坪で容積率が150%の場所で、二世帯住宅は難しいかと一般的には思われるかもしれませんが、そこに、1階DK+L+和室の親世帯 2階にL+最大3室のキッチンと浴室が共用のタイプで計画しています。高さの制限もあり、2階では十分な天井高さを確保できない部分もありましたが、その部分を階段や廊下などに使い、低い部分から一歩海に向かう風景での開放感を心地良く感じられる住まいとなりました。
道路側からの外観は、テラスの上の高さのある屋根が軽快に内部空間とつながり、海辺の街によく似合うシーンを作っています。
床面積の数値を超えた広さの実感・・・私の事務所のテーマとしているところを発揮できた作品です。
外壁はサイディング、屋根はガルバリウム鋼板を使用したモダンな外観。 明石海峡を望む海辺の町によく似合います。 |
コンパクトながら2階につながる吹き抜け階段と大きな窓の開放性で、広々感は抜群です。 |
キッチンの背面に造作家具を設えました。 |
和室は、寝室としてのプライバシーを確保するため、共用スペースやトイレ・浴室との距離に配慮しました。 またリビングダイニング、和室の建具は天井までの高さがあり、開放時はすべて壁に引き込まれ、3つの居室が一体となってより一層のひろがりを感じさせます。 |
オーシャンテラスと名付けたバルコニーは、その名の通り眼下に広大な明石海峡が広がります。 はしご階段を上がれば、ロフトスペースが。 こもりながらも景色を楽しめる素敵な場所になりました。 |
吹き抜け階段を介して、1階のリビングと緩やかにつながる2階リビング。 その一角には、ロフトがはしご階段でつながります。 |